Medical InstitutionsMedical Institutions

MEDICAL INSTITUTIONS 医療機関 独立行政法人 地域医療機能推進機構
中京病院 眼科

ご挨拶

MESSAGE

加賀達志
JCHO中京病院眼科 診療部長
加賀達志

独立行政法人地域医療機能推進機構中京病院は、名古屋市南区にある地域の中核、急性期、総合病院です。その中の眼科は南区の中核施設として機能するだけでなく、岐阜赤十字病院、飯田市立病院などの総合病院のほか、国内36か所、海外2か所の眼科施設から構成する眼科医療グループにおける中核施設として、白内障、網膜硝子体黄斑、緑内障、角結膜、小児・斜視弱視、眼形成など眼科におけるほぼすべての疾患を受け入れ治療しています。また、低視力者に対するロービジョンケアも行っております。

当院の特徴は、24時間体制で入院管理が必要な難治性疾患、特に他施設では治療不可能であるような増殖性硝子体網膜を併発した網膜剥離、網膜下大出血、脈絡膜腫瘍などの疾患を受け入れ、治療しております。
また、国内の医師不足に至った医療施設に医師だけでなく、看護師、視能訓練士も派遣し、さらには海外の眼科施設にも派遣し、世界的な視野で医療支援も行っております。

国内外の学会で発表ならびにその成果を論文投稿などで、独自の医療を海外に積極的に情報発信をしており、近年では国内外から多数の医師が見学や留学するようになりました。
医療における絆を築き、そこで学んだすべてを後進に継承することが医療者としての義務であり教育にも専念しております。

当眼科は、日本専門医機構において眼科専門医のための研修基幹施設であるため、大学病院と同様に単独で眼科専門医になることが可能です。また、眼科医療グループである中京グループの中核施設であるため、眼科クリニックから総合病院としての眼科、さらには海外における眼科医療を学ぶことも可能です。 これまでに開業医から世界を股に活躍する眼科医など、幅広い眼科専門医を多数輩出しております。

加賀達志
JCHO中京病院眼科 診療部長
加賀達志

手術実績

OPERATION VOLUME

2018年 2019年 2020年
白内障 1,727 1,798 1,549
網膜硝子体 744 758 698
緑内障 507 414 353
角結膜 101 70 69
角膜移植 19 21 20
斜視 129 177 198
眼形成
涙道
278 360 367
ほか 150 14 22
合計 3,655 3,612 3,276

スタッフ

STAFF

診療部長 加賀達志
医 長 松田泰輔 横山吉美
医 師 横山翔 長谷川亜里 仙田翠 
澤木綾子 
江坂友里 高木勇貴 
野口魁斗 吉岡和樹
非常勤医師 田邊吉彦
市川一夫(顧問、中京眼科 視覚研究所)
矢ヶ﨑悌司(眼科やがさき医院)
渡邉三訓(顧問、中京眼科)
吉田則彦(岐阜赤十字病院 眼科)
小島隆司(慶應義塾大学 医学部 眼科学教室)
星野彰宏(ほしの眼科)
津久井真紀子(加藤眼科医院)
浅野亮(浅野眼科)
森俊男(飯田市立病院 眼科)
三田村勇人(飯田市立病院 眼科)
大沢郁文(西可児眼科クリニック)
市川翔(岐阜赤十字病院 眼科)
城山彰太(飯田市立病院 眼科)
視能訓練士 9名(2021年8月現在)
非常勤
視能訓練士
5名(2021年8月現在)

分野紹介

DIVISION

白内障・眼内レンズ

白内障手術は多くの眼科医が経験を積みますが、当院ではすべての症例に対して客観的な難易度評価尺度を用いています。難易度に応じた適切な術者を選択することで、若手医師の教育施設としての側面を持ちながら、手術合併症を低減し安全な治療を提供しています。
症例に応じて、乱視用眼内レンズや厚労省認可の多焦点眼内レンズも使用しています。眼内レンズ度数の計算に関しては、複数の機器や計算式を用いることで術後屈折誤差を最小限に収めることに努め、その結果を多くの学会で報告しています。

網膜硝子体

当院では網膜剥離、増殖糖尿病網膜症などを中心に毎年約800件程度の硝子体手術を行っており、全国有数の実績があります。当院の特長としては、ほぼすべての手術で眼内視鏡を併用していることです。眼内視鏡により高精度、低侵襲な手術が可能で、我々は日本製のスモールゲージ(25、23G)眼内視鏡を使用しております。スモールゲージ眼内視鏡は欧米では未認可のため海外の術者に比べ大きなアドバンテージがあります。アジアでも眼内視鏡硝子体手術に注目が集まっており、2019年には台湾、ベトナムの眼科学会に眼科部長の加賀医師が招待演者として招かれ、眼内視鏡硝子体手術の特別講演を行いました。
硝子体内注射は日帰りで手術室と同程度のクリーンな処置室で行っています。患者様の状態に応じてルセンティス、アイリーア、ベオビュの3種類の抗VEGF中和抗体とマキュエイドを使い分けています。

緑内障

緑内障の治療は、元来点眼加療をまず行い、保存的加療が困難な場合に手術加療を実施していました。しかし、MIGSの登場やPrimary SLTなど、緑内障治療の考え方は劇的に変化しています。当院では、MIGSの先駆けとも言えるTrabectome®をいち早く導入実施しており、低侵襲な緑内障手術に取り組んでいます。またTrabectome以外にも、iStent(inject)®や谷戸式μフック®などの最新のMIGSも導入しています。さらに、昨今、評価が見直されているSLTも、早期またはPrimaryでの実施を推進しています。緑内障進行例に対しては、濾過手術(トラベクレクトミー、EXPRESS、アーメドバルブ)以外にも、マイクロパルス毛様体光凝固も実施しております。極早期の緑内障から、末期の症例まで対応出来る緑内障診療体制を構築しています。

角膜・眼表面

感染性角膜炎、角膜変性疾患、ドライアイとその類縁疾患、アレルギー性結膜疾患、翼状片や結膜弛緩症、結膜腫瘍といった結膜疾患、などすべての角結膜疾患を対象に診療を行っています。
当院の特徴として各専門分野それぞれの専門性が高いことがありますが、診療面では各専門分野間で密な連携を取れる体制を作っています。これにより、感染性角膜炎から硝子体内に炎症が波及している症例で迅速に硝子体手術を行ったり、硝子体手術後や緑内障手術後の水疱性角膜症に対して角膜移植を行うなど、より複雑な症例に対しても、適切な時期に適切な治療を提供することを大切にしています。

斜視弱視・小児眼科

小児、成人の斜視の診断および治療を行っております。とくに乳児内斜視においては、生後8ヶ月以内の超早期手術を推奨しております。視機能(視力および両眼視機能)をいかに発達させるかを常に考え治療にあたっております。また後天性の斜視においては、他科と連携して迅速な原因精査を行うとともに、患者さんの希望に沿いながら治療を進めております。

眼形成・涙道

眼瞼下垂や内反症を中心に、眼瞼腫瘍、霰粒腫などの炎症性疾患、また流涙症や涙嚢炎などの涙道疾患、眼の奥の眼窩疾患に対しての診療を行っております。小児の先天性疾患にも対応しております。機能面、整容面とどちらもバランスよく患者さんの要望に応えられる医療を提供したいと考えています。

ロービジョン

当外来ではおもに視覚障害者手帳をお持ちの患者さんのロービジョンケアを行っています。
ケアの内容は、拡大読書器や電子ルーペを紹介したり、遮光眼鏡の処方を行っています。また、白杖や日常生活用具の紹介も行います。残存視野の状態によっては偏心視の訓練を行ったり、日常生活における工夫も教えたりしています。
さらに手帳取得によって利用できる社会福祉サービスの情報提供や、患者さんのニーズに合わせて社会福祉施設やリハビリテーション施設へも紹介しています。お子さんが視覚障害者の場合は盲学校とも連携を図ります。
当外来では常に患者さんに寄り添い、少しでも精神的負担が減るようなケアを行えるよう努めています。

最新情報・
研究トピックス

TOPICS

2020年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で外来・手術件数ともに減少しました。
前半は、日本各地で予定されていた各種学会・講演会が中止になりましたが、当眼科が主催する講演会も同様に中止となりました。後半にはWEB開催などで参加できるようになりましたが、いつもと違う講演会や学会にメリットを発見できた一方、戸惑いも多くありました。幸いなことに、当眼科スタッフでは感染が確認されることなく通常通り診療することができました。
日常診療でも新型コロナウイルス感染症の影響を受けTOPICSと言えるようなことはほとんどありませんでしたが、2025年度に完成予定の当院新棟において眼科外来の大幅な拡張を交渉し希望に沿った決定がされたことは、当眼科の今後の成長が期待できる大きな成果であったと思います。
また、世界的なレベルで行われる4件の新たな治験を受け入れることもできました。当眼科の信頼度が向上している証しと感じ、大変うれしく思います。

今後の取り組み

FUTURE PLAN

加賀達志医師が2022年1月28日(金)~30日(日)に東京国際フォーラムで開催予定の第45回日本眼科手術学会学術総会の総会長を拝命しました。当眼科の前責任者であります市川一夫医師はじめ、中京グループの関連施設の先生方によるこれまでの功績の賜物と大変感謝しています。
2021年はこの準備期間とも言えますが、現時点では新型コロナウイルス感染症の先行きが不透明な状況であり、どのような開催になるか見通せない点もありますが、なにとぞご参加ならびにご発表をご予定して頂き、学会を盛り上げるためのお力添えを頂けましたら幸いです。
また、当施設は新専門医制度における眼科専門医の教育認定施設であり、眼科専門医になることができます。2021年度の眼科専攻医は定員2名に対して3名の応募がありました。全国における眼科希望者定員割れのため、1名追加の定員が認められ最終的に3名全員が入局できることになりました。これまでは愛知県周辺地区の出身者が多い傾向にありましたが、この3名は広島、神戸、長野の出身者であり、当眼科の知名度が全国的に向上してきていることを実感することができました。2022年度もすでに2名の希望者があり、今後はますます教育指導に忙しくなりそうです。
2025年度にはJCHO中京病院の新病棟が完成予定であり、それに伴い眼科外来が大幅に拡大される予定です。新病棟完成後には彼らが立派な眼科専門医になっているはずであり、新しい眼科外来で彼らが活躍する姿を想像すると、今から楽しみでなりません。
これからも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
2020年度からは海外の患者さんを受け入れる予定で準備をしていましたが、これも新型コロナウイルスの影響を受け完全にストップした状態です。状況の見極めが困難な中ではありますが、着々と準備を進めていこうと思っています。 おわりに、加齢黄斑変性症の新たな治験を3件、シスチン症の治験1件を予定しています。対象となる患者さんがいらっしゃいましたら、ご紹介のほどよろしくお願いいたします。

外来担当医

CLINIC SCHEDULE

診察 曜日 曜日 曜日 曜日 曜日
AM 網膜硝子体
黄斑
加賀 横山翔 松田
加賀 三田村
緑内障 高木 - - 浅野 渡邉
角膜
結膜
- - 長谷川 - 澤木
小島
(月1回)
再診
白内障
交代制 交代制 交代制 交代制 交代制
PM 斜視
小児眼科
穂積 - 矢ヶ﨑
横山吉美
津久井
穂積
- -
眼形成
涙道
- - - 星野 田邉
大沢
ロー
ビジョン
- - - 穂積 -

ご紹介いただく
先生方へ

PATIENT REFERRAL

翌日以降の平日に受診される場合
地域医療連携・相談室を通してご予約ください。
(FAXもしくはインターネット)

【1】FAX

かかりつけの先生方

①FAX:受診予約申込書

ダウンロードはこちら

JCHO中京病院 地域医療連携・相談室

FAX:052-691-6053

②FAX:予約表

かかりつけの先生方

③予約表をお渡しください。

患者さん

  • 対応時間 : 月曜日~金曜日 8時30分~17時15分
  • ・ 平日業務時間外や土日祝日もFAXを送信いただく事は可能です。
  • ・ 返信は翌日もしくは週明けの8:30以降になることをご了承ください。

【2】インターネット

・ 24時間365日いつでも予約が可能です。

・ ご施設で受診案内票を出力して患者さんにお渡しください。

・ ご利用には事前のお申込みが必要になります。

※ 検査内容の都合で一部の専門外来(斜視など)は非対応です。FAXをご利用ください。

インターネット予約はこちら

【当日に緊急で受診・土日祝日に受診される場合】
代表電話番号TEL.052-691-7151(代)にお電話ください。

下記に取り次がれます。
・平日の8時30分から17時まで:眼科外来
・時間外(上記時間以外):眼科時間外待機医師、院内に不在の場合は救急外来医師。
※地域医療連携・相談室では手続きができません。

【お願い】
下記の場合は、FAX予約の用紙にその旨のコメントをご記載いただくか、外来までお電話ください。
・ 緊急ではないものの早期受診の必要がある場合
・ 特殊な検査(特にFA・IA蛍光眼底造影検査等)が必要な場合
【患者さんにお伝えいただけたら助かります】
・ 散瞳検査を行う場合があるため、患者さんご自身が運転するお車でのご来院は控えていただく方が良いこと。
・ 予約時間=検査の開始時間であり、その検査終了後に診察を行うため、実際の診察開始はご予約の時間より遅くなること。
・ 眼の状態や入院ベッドの空き状況により、受診当日に入院や手術とならない場合があること。
・ 空きベッドの都合から、個室など部屋の種類についてのご希望には添えない可能性があること。