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中京眼科 加藤幸仁 視能訓練士の論文が掲載されました。

2021.11.15

中京グループでは医師だけではなく、視能訓練士も積極的に学会参加や論文執筆を行っております。

先日、中京眼科の視能訓練士、 加藤幸仁さんの論文が掲載されました。

 

「前眼部OCTを搭載した光学式生体計測装置を用いた白内障術後予測屈折誤差の検討」

 

近年の白内障手術は、屈折矯正手術の要素も兼ねるようになってきているため、精度の高い術後屈折値の予測が重要とされています。そのため手術前に取得するパラメータの正確さが重要です。

 前眼部OCT ANTERION®は、角膜形状解析装置と光学式生体計測装置を合わせた装置です。角膜形状を正確に把握することに加え、眼軸長から角膜屈折力、前房深度、水晶体厚、角膜径なども1台で取得可能であり、IOL計算までを1つの装置で可能です。今回はANTERIONと、従来の光学式生体計測装置IOLMaster700を使って、術後屈折誤差を比較しました。

結果は、ANTERIONの平均予測屈折誤差は、IOLMaster700よりも近視となりました。ANTERIONにて近視化となった要因を調べるため重回帰分析を行った結果、最も影響している因子は平均角膜屈折力だと分かりました。両機種の角膜屈折力測定位置には違いがあります。ANTERIONが角膜中心から3.0mm、IOLMaster700は2.5mmとなっています。

 正常角膜の場合、角膜屈折力は中心から周辺にかけて弱まるとされているため、角膜屈折力測定位置が角膜中心から離れているANTERIONの方が弱く測定され、近視化となったと考えられます。近視化の程度は、今回使用した計算式で最も大きいものでも平均0.15Dと小さい値ではありましたが、ANTERIONを使用する場合には念頭に入れておくことが重要です。

 今回、新たに登場した光学式生体計測機能を持つANTERIONでの屈折誤差精度を確認することが出来ました。

 

[Refractive Prediction Error in Cataract Surgery Using an Optical Biometer Equipped with Anterior-Segment Optical Coherence Tomography. ]

Kato Y, Kojima T, Tamaoki A, Ichikawa K, Tamura K, Ichikawa K. 

J Cataract Refract Surg. 2021 Aug 18.