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MID-CAREER DOCTORS 中途入局で活躍する医師たち

JCHO中京病院 眼科 医長
松田 泰輔

私は愛知県の出身ですが、大学は札幌医大に進学し、その後20年間北海道で暮らしていました。札幌のすすきの、小樽の寿司など北海道ライフを満喫しておりましたが、実家の事情などもあり愛知県に戻ることを考え、長男が小学校に入学する1年前の2015年4月に中京グループに入局しました。それまでに私は札幌医大病院や小樽市立病院にて硝子体手術を執刀しておりましたが、名古屋で学会が開催された際に、中京病院にて加賀先生の硝子体手術を見学する機会を得ました。かなりの難治症例でしたが、手術は緻密かつスピーディーであり、その洗練された手技に衝撃を受けました。また内視鏡を駆使した硝子体手術は過去に見たことがなく、非常に興味を持ちました。グループ創始者の市川先生からは、最新技術を追及しながら経済的にも安定したポジションの構築を目指す、中京グループの理念を教えていただきました。様々な利点をもったシステムだと思いましたので、入局を決めました。

松田 泰輔 松田 泰輔

入局後は内視鏡併用硝子体手術を始めましたが、当初はかなり苦労しました。しかし今では内視鏡操作にも慣れ、便利な必須アイテムとなっております。現在特に力を入れているのは血管新生緑内障(NVG)に対するロングチューブシャント手術です。NVGは難治性緑内障の代表であり、以前は有効な治療法がありませんでした。しかしバルベルトが2012年に、アーメドが2014年に国内でも認可された後、治療法が大きく変わりました。中京病院にもNVGの患者さんが多数通院されていますが重症患者さんが多く、複数回の手術をしても眼圧コントロール困難となる例もありました。札幌医大病院では2012年よりバルベルトを導入し、NVGの術後成績も良好な例が多かったため、中京病院でも導入したいと考えました。

札幌医大講師時代に多数バルベルトを執刀されていた石川先生にも再度ご指導いただき、2016年に中京病院でアーメドバルブを用いた手術を始めました。幸いなことに当初から良好な結果が得られ、多くの患者さんに喜んでいただきました。苦労して始めたかいがあったと思いました。これらのチューブは硝子体腔に挿入した場合、先端の確認が困難となることが問題でしたが、これは内視鏡によって解決できることに気づきました。内視鏡によって安全、正確なアーメド(バルベルト)手術ができることがわかり、術後の成績も安定しました。この内視鏡手技と術後成績をまとめて2020年にロンドンで学会発表しましたが、海外でも高評価を得られたことは自信になりました。まだ手術手技に改良の余地があるため、さらに研究をすすめたいと思っています。

中京グループは新しい手技、技術を得るための環境が整っています。新たな治療を自分でつくり出そうという意気込みのある方も歓迎されます。またバリバリやるよりも、自分のペースでゆっくりやりたいという方でも大丈夫です。興味のある方には一度見学をおすすめします。待っています!

松田 泰輔 松田 泰輔

HISTORY

経歴

2001年 北海道立札幌医科大学医学部卒業
2001年 札幌医科大学附属病院 眼科医員
2006年 札幌医科大学医学部大学院医学研究科修了 医学博士
2006年 帯広厚生病院 眼科 医長
2009年 札幌医科大学医学部 眼科 助教
2010年 小樽市立病院 眼科 主任医長
2015年 中京病院 眼科 医長