OPHTHALMOLOGY SPECIALIZED FIELDSOPHTHALMOLOGY SPECIALIZED FIELDS

OPHTHALMOLOGY SPECIALIZED
FIELDS
専門分野
眼形成・涙道

眼瞼下垂や内反症を中心に、眼瞼腫瘍、霰粒腫などの炎症性疾患、また流涙症や涙嚢炎などの涙道疾患、眼の奥の眼窩疾患に対しての診療を行い、小児の先天性疾患にも対応しています。機能面、整容面とどちらもバランスよく患者さんの要望に応えられる医療を提供したいと考えています。

医師

DOCTORS

  • 田邉 吉彦
    医師
    田邉 吉彦
  • 仙田 翠
    医師
    仙田 翠
  • 江坂 友里
    医師
    江坂 友里
  • 星野 彰宏
    医師(非常勤)
    星野 彰宏
    (ほしの眼科 院長)
  • 大沢 郁文
    医師(非常勤)
    大沢 郁文
    (西可児眼科クリニック)
  • PREV
  • NEXT

2020年
手術実績

OPERATION VOLUME

JCHO中京病院 眼科

症例 術式 件数
眼瞼下垂 挙筋前転法 149件
眼瞼皮膚切除 8件
眉毛上皮膚切除 2件
眉毛下皮膚切除 3件
内反症 Jones法 4件
KSS変法 24件
lid splitting法 15件
Hotz変法U字埋没縫合法 5件
埋没法 13件
Celsus Hotz法 39件
先天疾患 Putterman Urist法 2件
吊り上げ法 8件
内眥形成 1件
涙道 涙道内視鏡下涙管チューブ挿入 40件
涙嚢鼻腔吻合術(鼻外法) 4件
眼腫瘍疾患 腫瘍切除(良性) 82件
眼瞼悪性腫瘍 3件
(悪性腫瘍のうち切除後に保存強膜使用し再建) 2件
結膜腫瘍切除 5件
外傷 瞼板縫合 1件
涙小管再建術 2件
眼瞼異物除去 1件
その他 瞼板延長術 1件
兎眼矯正術 2件
LER tuck 1件
眼窩腫瘍切除(生検含む) 2件
Celsus法 1件
瞼裂狭小症候群 2件
涙嚢摘出 1件
眼輪筋切除(眼瞼痙攣ボトックス無効例) 2件

診療内容

CLINICAL SERVICES

目瞼下垂

後天性
眼瞼下垂のほとんどが腱膜性下垂で、原因は加齢やコンタクトによる刺激によって眼瞼の挙筋機能が弱くなることで起こります。その他に挙筋機能はほぼ正常ですが皮膚が弛緩して瞳を覆ってしまう眼瞼皮膚弛緩症、他にも動眼神経麻痺や外傷による麻痺性下垂があります。原因によって適切な手術方法を提案しています。
  • 手術前 眼瞼が瞳孔を覆う
    手術前
    眼瞼が瞳孔を覆う
  • 手術後6カ月瞳孔がしっかり見えている
    手術後6カ月
    瞳孔がしっかり見えている
先天性
小児の眼瞼下垂は瞼の下がり具合が視力や立体視の発達を妨げる可能性があるかどうかで手術時期を判断しています。通常は自分の容姿を気にし始める就学時前に手術を検討しますが、1〜2歳でも、瞳孔が隠れており全く物を見ようとしない場合には早期に手術の適応と考えます。瞼を上げる筋力のほか、前頭筋の働きや眼球運動の程度から手術の方法を検討します。幼少時に手術を受けたが大人になってからまた下がってきた方では加齢の要素も考慮し再手術の方法を検討しています。
眼瞼けいれん
時にまぶしさや眼瞼下垂の訴えで医療機関を受診され、ドライアイ治療や眼瞼下垂の手術を受けたが症状が良くならない、といった方で、紹介を受けると眼瞼けいれんの場合があります。運転時や初対面の人と話す時など、ストレスがかかった時に特に症状が酷くなることがあります。症状が強い場合は、瞼を閉じる力が強く働いてしまいなかなか開けられなくなる場合があります。治療にはボトックス(A型ボツリヌス毒素製剤)注射を使用し、瞼を閉じる筋力を麻痺させることで治療します。効果は3カ月程度なので、繰り返し投与を行う事が多いです。ある程度落ち着いたら、紹介元で注射して頂くことも可能です。

内反症

後天性
眼瞼下垂と同様に、加齢による眼瞼周囲の筋力や靭帯の緊張の低下により生じます。重症度によって手術方法を選択しています。
  • 手術前 睫毛が眼球に接触。点線部分の皮膚を切除。
    手術前
    睫毛が眼球に接触。青いラインの皮膚を切除。
  • 手術後6カ月 眼瞼の位置が矯正され睫毛の眼球への接触は無くなった。
    手術後6カ月
    眼瞼の位置が矯正され睫毛の眼球への接触は無くなった。
先天性
子供の内反症の原因は眼瞼皮膚の余剰であることが多いです。1~2歳児は成長に伴い改善する場合もありますが、それ以上の年齢になると自然に改善することは難しく手術の適応となります。眼球表面への睫毛の慢性的な接触により角膜障害を起こすことがありますので、視力への影響も考慮して手術時期を検討しています。
  • 手術前 下眼瞼の睫毛が角膜に接している
    手術前
    下眼瞼の睫毛が角膜に接している
  • 手術後 眼瞼の位置が正常となり、睫毛の角膜への接触は無くなった。
    手術後6カ月
    眼瞼の位置が正常となり、睫毛の角膜への接触は無くなった。

皮膚腫瘍

良性腫瘍
眼瞼皮膚は治癒力に富んでいるので、瞼にできる母斑や疣贅については10mm程度のものであれば切除したまま無縫合で終了します。悪性腫瘍である可能性を考慮し、すべて病理検査へ提出しています。
悪性腫瘍
診察所見より悪性腫瘍を疑った場合、初診時に腫瘤を少し切除して病理検査をします。腫瘍によって切除する大きさを検討し、切除量が大きくなる場合は皮膚移植や保存強膜を使用した再建術を施行します。

涙道疾患

涙道狭窄・閉塞
直径0.9mmの涙道内視鏡を使用して通過障害部位を特定し、再開通させたのちにシリコンチューブ(NSチューブ)を留置します。チューブは3カ月程度留置します。通過障害が強く再開通が難しい場合には涙嚢炎の治療と同様に新たなバイパスを作成する涙嚢鼻腔吻合術を施行します。
涙道狭窄・閉塞
涙嚢炎
炎症の早期は抗生剤で加療によって一旦は治まりますが、根本的な原因は涙嚢と鼻涙管の交通障害にあるので、手術によって新たなバイパスを作ることで根治的に治療します(鼻涙管吻合術)。
涙嚢炎
TS-1の副作用
内服抗がん剤TS-1による副作用に角膜上皮障害、涙道狭窄・閉塞が報告されています。一度TS-1による涙道閉塞を起こすと手術での改善はかなり困難になりますので、閉塞予防が重要です。人口涙液による眼表面の洗浄と、TS-1内服中は長期間NSチューブを留置することも検討しています。

最新情報・
研究トピックス

TOPICS

眼形成学会2019/2020では、手術中のテクニックをまとめた動画を講義形式で報告しました。またクリニックを中心とした地域連携の会「七里の渡し」でも、開業医の先生方が自施設で行う小手術を対象に技術指導を行いました。
瞼は眼球を保護する役割のほか、涙の循環や角膜の透明性を維持するための重要な器官として注目されています。慶應義塾大学眼科学教室と共同研究を行っているストリップメニスコメトリチューブ(SMTube)を用いた流涙症患者の治療前後の評価について論文報告しました(Diagnostics,25.Mar.2020)。角膜移植が必要とされていた患者に兎眼矯正手術後に角膜の状態が大きく改善し角膜移植が回避された症例を報告しました(角膜カンファレンス2020)。今後も当グループの角膜班と共同して研究を続けていく予定です。


2020年の上半期はCOVID-19の影響により、日本眼科学会より涙道分野の手術は控えるよう通達があり、多くの患者さんの手術日程を延期しなければなりませんでした。流涙症に悩まれている患者さんからは、「とても残念ですが、仕方ないですね」とご理解とともにご協力いただけました。
その後9月頃からは、術前2日前の唾液によるPCR検査の実施を条件に手術を再開することが可能になりました。
Eye ball疾患に比して眼形成分野では患者さんの自覚症状の緊急度が低く位置づけられてしまうことが多く、病院へのアクセス自体をためらい、不快な自覚症状を「我慢してしまう」のではないかと案じています。 当院では、通常通りの診療を行っています。よろしくお願いいたします。

2019年 眼形成学会にて

この時はCOVIT-19の流行は考えられもせず、懇親会のビンゴ大会で来る東京オリンピックグッズが当たって喜ぶ平和な時でした。

2019年 眼形成学会にて

連携施設の
先生方へ

TO DOCTORS

手術は基本的に日帰りで行っています。入院希望の患者さんは前日入院での2泊3日です。涙嚢鼻腔吻合術の場合は4泊5日としています。

涙道内視鏡・涙嚢鼻腔吻合術について

当院では、手術2日前のPCR検査を受けていただくことを条件に、手術を再開しています。
(他の日帰り手術に関しても、今後は事前のPCR検査が必須になる可能性があります。)

全身麻酔での手術をご希望の患者さんについて

全身麻酔をご希望の患者さんも同様に、手術2日前のPCR検査を受けていただきます。

診療施設及び
曜日の紹介

CLINIC SCHEDULE

中京病院

眼瞼下垂、内反症、眼瞼腫瘍などの眼瞼手術、涙道内視鏡手術、涙脳鼻腔吻合術などの涙道手術、悪性腫瘍や眼窩腫瘍など幅広く手術を行っております。
また、小児など全身麻酔や入院が必要なケースも対応可です。

中京眼科

外来診療・ボトックス注射は対応しておりますが、手術が必要なケースは中京病院に紹介して行います。

岐阜赤十字病院

眼瞼下垂、内反症、眼瞼腫瘍など眼瞼の手術、涙道内視鏡手術は行っております。入院、日帰り手術どちらも対応可ですが、全身麻酔が必要なケース、涙脳鼻腔吻合術、悪性腫瘍など難症例の手術は中京病院に紹介させていただくことがあります。

佐藤裕也眼科

眼瞼下垂、内反症、眼瞼腫瘍など眼瞼の手術は行っておりますが、新型コロナウィルス対策中のため、涙道内視鏡手術を一時休止しております。入院、日帰り手術どちらも対応可で、全身麻酔での手術も行っております。

ほしの眼科

眼瞼下垂、内反症、眼瞼腫瘍などの眼瞼手術のみ行っております。
現在、新型コロナウィルス対策中のため、涙道手術は行っておりませんが、今後涙道内視鏡手術を行える体制を整える予定です。日帰り手術のみ行っており、入院や全身麻酔での手術が必要なケースは中京病院に紹介して行います。

専門外来日

JCHO中京病院眼科
(9:00手術、14:00外来)
岐阜赤十字病院眼科
- -
【午前】
江坂(手術のみ)
-
- -
星野
仙田
-
田邊
江坂
仙田
星野(月1回)
外来・手術
- -