眼瞼下垂や内反症、霰粒腫などの炎症性疾患、眼瞼腫瘍、鼻涙管閉塞や涙嚢炎などの涙道疾患、眼の奥の眼窩疾患に対して診療を行い、小児の眼瞼下垂、内反症など先天性疾患にも対応しています。機能面、整容面の両面のバランスを考え、患者さんの要望に応えられる医療の提供を目指しています。
星野医師が第12回日本涙道涙液学会総会の一般講演で「Lidocaine Jelly Expanded Intubation以外でのキシロカインゼリーの活用法」について発表しました。野口医師が第10回日本眼形成再建外科学会学術集会において「腱膜性眼瞼下垂を合併したMarin-Amat症候群に対する手術治療の検討」を発表し、その後に、Levator aponeurosis advancement with partial orbicularis oculi muscle resection for the treatment of Marin Amat syndrome with aponeurotic ptosis: two Case reportsのタイトルでCase Reports in Plastic Surgery and Hand Surgeryに論文がアクセプトされました。
2024年4月より、大沢医師、江坂医師がJCHO中京病院に復職しました。2024年3月を以て、星野医師はほしの眼科での診療に専念することとなり、それに伴い2023年7月より中京眼科で開始した眼形成涙道疾患の診療は大沢医師が、JCHO中京病院眼科の診療枠は江坂医師が引き継ぎます。
野口医師は飯田市立病院眼科で眼形成を担当しています。JCHO中京病院眼科における眼形成分野の診療は田邊、大沢、江坂、野口医師の4名で診療を継続します。田邊医師は2025年で90歳になりますが、JCHO中京病院眼科を含め週4日で勤務し、若手医師の手術指導を精力的に行っています。
小児を中心に全身麻酔が必要な方、涙嚢鼻腔吻合術など侵襲が大きく入院が必要な場合、悪性腫瘍の可能性があり転移の精査や他科との連携が必要になる場合、入院を希望される患者さんなど、JCHO中京病院眼科にご相談いただければ幸いです。
▪️ 江坂友里医師
2024年4月に育休より復職しました。復帰直後から多くの患者さんをご紹介いただき感謝しています。7月には名古屋で開催された第12回日本涙道涙液学会総会に現地で参加し、診療をアップデートすることもできました。第78回日本臨床眼科学会はLIVE配信やオンデマンド配信を活用して勉強することもでき、充実した勤務生活を送っております。2歳と3歳の子供の成長スピードに刺激を受け、新しいことを吸収するよう努力しております。
▪️ 大沢郁文医師
夫の海外留学に伴い、2023年3月からドイツのミュンヘンに家族で移り、2024年2月までの1年間を過ごしました。滞在期間のうちの約3か月間、ミュンヘンにある年間6000件以上の手術件数実績を持つHerzog Carl Theodor眼科クリニックにおいて、眼形成手術を見学する機会を得ました。日本では滅多に見ることができない西洋人に対する手術は解剖学的にアジア人のそれとは異なるため、大変興味深く貴重な経験をすることができました。
▪️ 野口魁斗医師
2022年より飯田市立病院眼科に勤め、3年近くが経過しました。眼形成の分野において、飯田市立病院では眼瞼下垂や内反症、涙道内視鏡などの手術を行っております。瞼の症状でお困りの患者さんがいらっしゃいましたら、ご相談ください。
▪️ 田邊吉彦医師
JCHO中京病院眼科で毎週金曜日に眼形成外来を担当しています。才能豊かな若い先生たちに囲まれて大変快適な診療生活を過ごしています。