中京グループでは、海外での医療支援を積極的に行っています。
中国の大連医科大学白内障研究センターを始め、モンゴル・ウランバートルのボロールメルミ眼科病院や、ミャンマーのマンダレー医科大学にも定期的に足を運んで診療、手術を行っています。
医師だけでなく看護師、視能訓練士も海外の学会や施設見学に同行し、各々が情報収集することで、三者の立場から医療支援の内容をより良いものに、より継続性の高いものにすることを目指しています。
中国ではこれまで約5000眼の白内障手術を行っています。
日本ではあまり経験することのない核硬度や虹彩癒着、過熟白内障なども経験し、多い日には最大63例もの白内障手術を行い、手術のみならず様々な研究の成果も得ています。
中国ではFDAやCEマーク取得機器および材料は、国の承認がなくても大連医科大学の承認があれば臨床で使用可能なため、患者さんの同意を得て、日本承認前の多焦点眼内レンズ挿入や、白内障手術後のICH(遠視用レンズ)挿入、虹彩裏面嚢腫を持つ症例のICL挿入を行い経過観察を行うなど、積極的な活動を継続しています。
2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で、中国へ渡航することが叶いませんでしたが、コロナ禍の中、大連よりマスク2000枚と布製の手術着40枚を提供していただくなど、中京グループとの協力体制は現在も変わらず続いています。