レジデントの日々
2021.11.15
眼科専攻医5年 江坂友里
私は初期研修を名古屋医療センターで修了し、その後中京病院に勤務しております。研修医2年目になった頃、専攻科を含めて今後どうしようかと考え始めました。大学のポリクリで眼科の実習内容が充実しており、教授が眼科のすばらしさを情熱的に伝えてくださったことが記憶にありました。父は循環器内科医ですが、私には眼科を勧めたのもきっかけのひとつです。研修医時に眼科サマーキャンプに参加したのも良かったです(日中のメインイベントには間に合わず、夜の宴会だけになりましたが)。あまり大きな声では言えませんが、初期研修時に親切にして頂いた眼科医の先生に中京病院での研修を提案されたのが転機となりました。思い込んだら一直線という性格の私は、他施設の見学もそこそこに中京での研修を決めました。その当時、同期の入局者が決まっておらず、見学時にはとても歓迎を受けたのを覚えています。同期がいることは心強いですが、症例の経験数や教育を受ける点では単独であることがプラスになると考えていました。
中京グループでの研修は、関連のクリニック勤務から総合病院の眼科までを経験します。クリニックで診察した患者さんを総合病院へ送るべきなのかトリアージし、紹介先では自分が主治医として受け持ちます。再度クリニックに戻っていくまでの治療経過に責任をもって携わることになります。クリニックと総合病院では患者数も疾患の重症度も違いますから、とても勉強になります。手術手技の修練システムも充実しているため、来るチャンスに備えてコツコツ練習できます。学会発表や臨床研究の機会も多いので、モチベーションは自ずと維持されます。長くなってしまうのでこの辺で切り上げますが、是非見学にいらしてくださいね。
JCHO中京病院 江坂